こんばんは、さすらいインコです。
今日はコンビニ24時間営業問題について。
皆さんご存知かと思いますが、セブンイレブンのコンビニオーナーが人手不足のため24時間営業を止めたところ、本部から契約違反だとして多額の違約金を請求され、対立が激化したという問題。
これを見てて思いますが、本当に本部はお金儲けのことしか考えてないんだな、ということ。現場の人手不足とか、オーナーさんがどれくらい働いているか、どれくらい負担を抱えてるのか、どうでもいいんだな、ということ。
明らかに深夜営業なんて止めた方がオーナーにとってはいいに決まってます。深夜1時から5時なんて、ほとんどお客さんいないのに電気代、深夜割増人件費払わなきゃ行けないし、明らかに割に合いません。でも本部にとっては少しでも売れれば儲かるので、現場の苦労はどうでもいいんだと思います。
現場の声を聞かない会社は、近いうちにうまくいかなくなると思います。
日本で思うのは、あまりにもお客様優先だということ。コンビニだけでなく、レストランやスーパーでもみんな非常に丁寧に接客してくれる割に、価格が安い。私たちがずーっとお客さんであれば何て過ごしやすい国なんだ!と感じると思います。
ただ、我々一般の人たちは生きていくために働く側に回らねばなりません。そちら側に回った瞬間、日本はとても息苦しい国になります。高い意識が求められ、必要以上に頑張らなければなりません。
必要以上に、というのは、例えば誰もお客さんがいない服屋さんで働いてるとして、なのにイスに腰掛けることも出来ず、店舗入口の方にずっと立っていなくては行けなかったり。飲食店なら、酔っ払いにすら笑顔で何をされても我慢しなきゃ行けなかったり。コンビニならほとんどお客さんがいない深夜営業もしなきゃいけなかったり。
客がいないなら、座ってスマホいじっててもいいんじゃない?
ひどい客なら、笑顔なんて出さずにお引き取り願えばいいんじゃない?
お客さんほとんどいないなら、店閉めてもいいんじゃない?
私が住んでたイタリアだと、みんないい感じにサボって効率よく働いてますよ。お客さんがいなければ店員同士でおしゃべりしたり、おかし食べたり。スマホいじったり、テレビ見てたり。深夜にやっている店なんてほとんどありません。ていうかコンビニにあたる店がありません苦笑
私がよく行ってたイタリアのマーケットはこんな感じで、朝7時くらいから夕方3時くらいまでで営業終了でした。
たまにそのテキトー感が行きすぎてる店があって、スーパーとかだとお客さん並んですっごい行列出来てるにもかかわらず店員さん同士がおしゃべりやめなかったりっていうこともあります。それでも、お客さんは「しょうがないなぁ苦笑」みたいな感じで我慢して並んでますよ。誰も怒鳴ったり怒ったりしません。それはみんな働く側の人間でもあるから。
日本って、余裕がないよなぁと思わせられるニュースでした。
イタリア人はテキトーでしたが、我々日本人が学ぶべき働き方を実践している感じでした。もちろん学びすぎるとイタリアみたいな何もうまく進まない国になってしまうので、適度に学ばなくてはいけませんが苦笑
それでは、良い日曜日を!