こんにちは、さすらいインコです。
今日はある人にオススメされた、この本をご紹介します!
【タイトル】アナロジー思考
【著者】細谷功
【要約】
○アナロジー思考とは、ある事象を見てその本質を見極め、他の領域に応用する思考方法のこと。
○簡単に言うと、個別の事象からエッセンスだけ抜き出し、それを他の異なる領域に応用すること
○一見新しいアイデアでも実は既存のアイデアの組み合わせのことも多く、この組み合わせによる新しいアイデアを思いつくのに重要なのがアナロジー思考
○誰もが無意識にやっているのがアナロジー思考だが、これを意識的にやることが単なる「雑学博士」になるか、「アイデアマン」になるかを分ける
○ この本を読めば、みんなが無意識にやっているこのアナロジー思考を意識できるようになる
【オススメ度】9/10
こう言う本って、だいたい読みづらいんですよね…
わたしも人にオススメされなければ読まなかった本だと思います。
しかし!読み始めるとかなり文体も柔らかく、読みやすいです。
この本にも書かれてますが、
○実用的な本ほど適用できる範囲が狭く、
○抽象的な本ほど適用できる範囲が広い
そうです。
そしてこの本は後者に当てはまりますが、具体例などを交えて書いているのでとても理解しやすいです。
この本によると、創造的なアイデアを生み出すためには、
1. 構造的に似ているが、距離が遠い業界からアイデアを借りる必要
2. 斬新に見えるアイデアも、既存のアイデアの組み合わせであることが多い
3. 借りる先は、進んだ業界、遠い業界がおススメ
本を読まないと理解しにくいので、一つ一つ簡単に解説します。
1. 構造的に似ているが、距離が遠い業界からアイデアを借りる必要
例えば、カバンと予算管理。
一見全く異なるものですが、どちらも「整理して管理しやすくする」のが目的ですよね。
予算管理を細分化して管理しやすくするのと、カバンを細かく区切って管理しやすくするのってメリット、デメリットが驚くほど似てます。
メリットとしては、
○ 細分化すればその単位で管理すれば良くなるため、管理者の性質によらず管理が一定のレベルになる
デメリットとしては、
○ デッドスペースができる
○ 融通がきかない
などがあると思います。
アナロジー思考を使えば、予算管理全く初心者のわたしでも、カバンを思い浮かべながら予算管理を細分化するメリットとデメリットが比較できます。
2. 斬新に見えるアイデアも、既存のアイデアの組み合わせであることが多い
少し下品かもしれませんが、メイド喫茶なんてこの組み合わせだと思います。
メイドの格好が好きな人の需要があって、それに喫茶店のスタイルを掛け合わせて営業してますよね。
少しアイドル業界からもアイデアを借りている気がしますが、かなり秋葉原界隈では人気があり、外国人からも観光スポットとして人気が出てきていると聞きました。
3. 借りる先は、進んだ業界、遠い業界がおススメ
コインロッカーって、何個もロッカーはありますが、受付するところと支払うところは一箇所ですよね?
昔はその名の通りロッカーごとにお金を入れる場所があってどこが空いてるのかチェックしなくてはいけませんでした。
でも今は受付が一箇所で、そこにSuicaなどをタッチすれば空いているところを教えてくれますよね。
こうすることで、
○ 必ず並んだ順にサービスを受けられる
○ 客が空いているロッカーを見つけられないという事態を防ぎ、稼働状況を最適化する
というメリットがあります。
この方式からヒントを得たと思われるのが、コンビニのレジ。
もう最近のことでもありませんが、コンビニで並ぶところが一箇所になっているところ、多くないですか?
昔はレジごとに並ぶ形でしたが、最近はレジが2つあっても列は一列。
こうすると、
○ 必ず並んだ順にサービスが受けられる
○ 空いたレジで素早くお客さん対応ができる
というコインロッカーの受付一般化と同じような利点が得られます。
○アナロジー思考とは何か
○そのビジネスにおける応用方法は何か
がわかっていただけたでしょうか?
わたしの拙い説明でも興味を持ってくれた方がいれば、本を購入するなり借りるなりして読んでみてください!
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それでは、また明日!
天気がここ最近良くありませんが、体調など崩さないように頑張りましょう!