こんにちは、さすらいインコです。
今日は中央省庁で官僚だった頃のわたしの平均的な1日を、忘れないうちに記しておこうと思います。
官僚志望の方の参考になればと思います。
【結論】
• かなりブラックな働き方をしているので、よほど体力ある人じゃないと続かない
• 意味が感じにくい作業が多く、現場を想像できる力のある人でないとやりがいを感じられない
【1日の流れ】
07:00 起床
昨日残業で帰宅したのが深夜0時半、寝たのが1時半。こんな生活が平日ずっと続いているためヘロヘロで起きる。
07:20 朝ごはん
あまりにも疲れていて、妻と子どもの会話がほとんど頭に入ってこない。意識朦朧。
食事を取る時間も遅いため、胃もたれ中。
とは言え食べないといけないので、無理矢理ご飯を食べる。
07:45 朝の準備開始
自分の準備で精一杯で、2歳になったばかりの子どもの世話は妻に任せっぱなし。
08:20 出勤
9時半までに行けば良い時差出勤が認められていることが救い。
とは言え、電車では座れるはずもなく、電車内で消耗。
09:20 職場に到着
昨日同じように深夜まで勤務していたはずの上司はすでに登庁済み。どう考えても来てから既に30分以上は経っている感じだ。
09:30 定時開始
凄まじい数のメールの量をひたすら読む。関係のあるものとないもの、急ぎで対応の必要のあるものに分別していく。
09:45 急ぎの作業依頼発見
昼までの作業依頼が紛れているのを発見し、早速取り組む。
11:00 作業依頼1件目一旦作業終了
これから自分の上司、その上の上司に説明を開始する。
11:30 直上の上司から早速修正の指示
机の前に立たされ、ひたすら修正の指示。自分で直せよ…と思いつつ、引き下がる。
12:00 昼休み
と言いつつ、作業依頼の締め切りが過ぎているため、作業を続け、また上司にあげ、何とかクリア。
12:30 昼食
時間がないのでとりあえず下の蕎麦屋へ。大してうまくもないが、まずくもないそばセットをいただく。
13:00 昼休み終了
不思議なことに、みんな昼休み潰して働くくせに、何故か午後の部始業は守る謎。みんな仕事中毒ですね。
14:00 制度改正の案作成
これは中央省庁に勤める醍醐味ですね。
まぁ、わたしのような係長級は決定権はないのですが、案を作れるというのはすごくやりがいがあります。
16:00 国会対応
明日の委員会でまだ質問通告を出してない議員に対し、上司がどんな問いを出すのか聞きに行く。
何でもいいから早く質問出してくれないとまた午前様コースなんですけど、と心の中で不満をぶちまける。
18:15 定時終了
この時間で一応業務終了なのですが、感覚的にはここからが「第3部」っていう感じでまた普通に仕事を続けます。
19:30 国会質問確定
ようやく議員が何を質問するかが事前に通告される。ここから役所の中で「割り振りモメ」というのが始まり、どの部署が質問に対する回答を作るのかを押し付け合う。
21:00 割り振りモメ終了
この不毛な作業の結果、またもや我が課が曖昧な議員の質問に対する解答案を作ることに。
こうなると確実に終電には乗れないことが確定し、同じグループの人一同
「またか」
と諦めの境地で作業開始。
22:00 回答案作成
案を作ったら、課長→部長→局長→国会質問担当部署、の順でクリアを取っていく。
この過程で何度も直されるが、大概「てにをは」の修正であり、わたしからすればどうでもいい修正。
24:00 関係部署全クリア
関係する全ての部署に了解を取ったら、委員会用に資料セットをものすごい数(20か30部)印刷する。
ただ印刷するだけならいいのに、インデックスはりまで何故か深夜に行う。
26:00 作業終了、帰宅
27:00 帰宅→風呂へ
27:30 就寝
といった感じの日が続いてましたね…
毎日ここまでひどくないですが、基本退庁するのは11時過ぎでした…
ほんと官僚ってのは大変だと思いますし、使命感を持って自分や自分の家族を犠牲にしてやるくらいの気持ちがないと続かないと思いました。
それでも、官僚を目指したい方は是非頑張ってください‼️
それでは、また明日❗️