こんにちは、さすらいインコです。
公務員から転職し、ベンチャー企業で働いているサラリーマン。
公務員を辞めたいあなたの背中を押したい。
公務員以外の生き方もあると知ってほしい。
そんな気持ちで記事を書いています。
「国を良くしたい!」
そういう熱い思いを持って国家公務員を目指す若者が今でもいると思います。
私もそのうちの1人でした。
しかし、10年以上働いてみて思ったのが
「国家公務員」ってやりがい搾取じゃん…
「国のために働きたいから国家公務員を続けている」そういう方に読んでいただければ嬉しいです。
・この国を良くしたいから国家公務員を続けている
・人々の生活を良くしたいからなんとなく公務員をやっている
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国家公務員=国のために働く人ではない
私も学生時代はピュアだったので、国のために働けるのが国家公務員だと思っていました。
でも国家公務員として10年以上働いていくなかで、「国家公務員=国のために働いている」とは思えなくなってきました。
理由は、日本のような先進国ではほとんどインフラ及び法整備も終わり、国のすべきこと(国家公務員がすべきこと)は相対的にどんどん小さくなってきているから。
また、日本の中でも
・都会と地方
・海沿い、山の中
・人が少ないところ、比較的多いところ
など千差万別。
戦後の長い期間を経て、どの地域にも有効な政策というのは殆どが実行済み。
これからは地域それぞれの実情に応じたきめ細やかな施策が必要で、国ではなく地方にこそ優秀な人材が必要だと思います。
戦後すぐや高度成長期など、国として制度が未熟かつ地域の抱える課題もある程度に通っていた時期には、国がすべき施策はたくさんあったと思います。
実際、中央省庁が中心となって制度を整えてきたとは思いますが、もう国の時代ではないと思います。
そんな中、優秀で志のある若者が中央省庁に就職して消耗していくのは、国にとって大きな損失です。
国家公務員と家庭の両立は難しい
10年以上中央省庁で働き、私にとっては国家公務員は家庭との両立は難しい仕事だとわかりました。
私はキャリア(今でいう総合職)として入省しましたが、給料は大手企業に行った同期には追いつけません。
その一方での激務。民間に行った同期からは「信じられない」という言葉を常にもらうくらいの勤務時間でした。
毎日終電、悪い時には家につくのが午前3時とか4時だった…
しかもその翌日は普通に9:30には職場にいなきゃいけない…ホント辛そうだったわ。
私の場合は残業時間が月最大で140時間ほど。そんな労働スタイルでは当然家族に会えず、体調絶不調で仕事をこなす毎日。
内閣府の同期は月240時間残業しているときもあったな…それに比べれば自分はだいぶ幸せな方だと思ったね
国家公務員はそんなに残業して何をしているのか?
月100時間以上の残業。その大量の時間で国家公務員は何をしているのでしょうか?
中央省庁の仕事をいくつか抜粋すると、
って書いても良くわからないと思いますが、とにかくクリエイティブな要素一切ナシの仕事。
自分の意見や裁量はほぼない世界。
正直、国家公務員の仕事ってほとんど「誰がやっても同じ作業」だよね。
自分の目の前の作業が世の中にどう役立っているのかがものすごく分かりづらいわよね…
目の前の作業があまりにも意味を感じられなさ過ぎて、「国を良くしたい」と思って入省した人ほど辞めていきます。
一方、国家公務員でもそれなりに給料ももらえるのも事実。
住宅ローンを組んでしまった人とかは「辞めたいけどもう辞められない」って言ってますね…
国家公務員を続ける前に考えてほしいこと
自分の育った国のために働きたい、という思い。本当に尊いと思います。
でも、本当に国家公務しか国のためになる仕事がないのでしょうか?
例えば、トヨタ自動車は多くの人を雇って車を売り、日本で暮らす人の生活を豊かにしています。利益も莫大なので、たくさんの税金を納めていますよね。
また、老人ホームで働いている職員は老人が安心して暮らせる環境を作っています。
近くの駐車場で交通誘導をしているおじさんも、訪れた人がスムーズに駐車できたり、また歩行者を車から守る役割を果たしています。
10年前の自分に言いたい。
「国のために働く」という目標には、国家公務員以外にもたくさんあることを。
「国のために働きたい」
そういう思いを持つ人が、国家公務員以外の道も考えていただくきっかけにこの記事がなれば、嬉しく思います。
それでは、今日も素敵な一日を🌈