こんにちは、さすらいインコです。
「一生で一回しか買わない」と思う方も、
転勤や親との同居でどうしても手放さなきゃいけないこともあり得ます。
そうでなくても、
「資産価値が上がる、少なくとも下がりづらい物件を買いたい!」
という方が大半だと思います。
売却するにも持っておくにも、価値の下がるエリアを見分ける方法を
この”家を買う時に「お金で損したくない人」が読む本”からご紹介します。
結論:「居住誘導区域」の外の土地は買ってはダメ
後述するこの市町村が定める「居住誘導区域」の外の土地は将来不便になり、
値下がりする可能性が高いため、購入すべきではありません。
値下がりしづらい居住誘導区域とは?
みなさんは、将来価値の下がりづらいエリア、当てられますか?
何となくは予想できると思うんですが、
それが合ってるかどうかは自信が持てないのではないでしょうか?
家を買う時に「お金で損したくない人」が読む本で書かれていたのが、
価値の下がりづらいエリアを事前に調べることができる、ということ。
もちろん、当てずっぽうではありません。
実は既に値下がりしづらいエリアを予想するためにとても役立つ計画を、
市役所が作ってるんです。
それが、「立地適正化計画」。
(出典:国土交通省 立地適正化計画の意義と役割)
https://www.mlit.go.jp/en/toshi/city_plan/compactcity_network2.html
この計画を簡単に説明します。
これからどの街も人口が減ってくるので、
今までみたいに無秩序に市街地を拡大するのでなく、
居住エリアを決めてそこに税金や施策を集中させますよ、というもの。
この計画で定められている施策を集中させる居住エリアが、
「居住誘導区域」です。
この立地適正化計画、例としてM市の計画の中身を見てみると、
○ これまでもあった市街化区域っていうエリアの中に居住誘導区域を設定
○ このエリアに公共交通の確保などの施策を重点的に行う
と書かれています。
つまり、この居住誘導区域内に家を買った場合、
• 市役所の施策の優先順位が高い
• 公共交通機関の削減などが行われる可能性が低い
ということですね。
役所の施策や公共交通機関が充実しているところは今も人気が高いことから、
施策や公共交通機関が重点的に維持される「居住誘導区域」は
今後も値下がりしづらいでしょう。
値下がりしやすいエリアは?
それでは、値下がりしやすいエリアはどこなのでしょうか?
答えはもう出ていますが、「居住誘導区域」の外の土地です。
「こんなところにまで家が建てられてる…」
って思うこと、ありませんか?
駅からも遠く、バスすらもあまりないところ。
いよいよ、役所が立地適正化計画を定めて、「居住誘導区域」外については、
「いやいやもう面倒見切れないんで、このエリアに集中して資源投入しますよ」
と言ってきたわけです。
予算があんまりないんだからもっと早くやれよ…って感じですが。
政策は政治との妥協の産物なので、ずばっとできないのも理解しますが。
それは置いといて。
こういうエリアは切り捨てられ、
バスなどの公共機関の利便性は悪くなる一方と思われます。
運転できる若いうちはいいですが、年取ったら大変ですよね・・・
事前に居住誘導区域を知るにはどうすればいい?
「そんなに大事なエリアなら当然不動産屋さんから情報もらえるんでしょ?」
って思う方もいると思います。
結論から言うと、
自分で調べる、または質問するしかありません。
というのは、宅地建物取引法では居住誘導区域かどうかについては
説明義務付けがないため、
通常不動産屋さんからの説明はないと思った方が良いです。
質問したら教えてくれるかもしれませんが、
いずれにしても自分で調べた方が安全だと思います。ネットで簡単に誰でもできます。
試しに
M市の計画案がネットで公表されてたのですが、
地名が書いてなくてしかもぼやっと書いてあるので、分かりづらいんですよね…
でも驚きなのは、市のエリアの1/3から1/4くらいのエリアしか
居住誘導区域に設定されてなかったんですよね…
かなりのエリアが、今後は「置いてけぼり」になる可能性が高いってことですね。
地名が記載されていないのは、市の地権者への配慮だと思いますが、
われわれ家を買う側からしたらすごく大事な情報。
役所の情報が分かりづらくても、地名入りの地図と並べて計画を見れば、
自分の買いたい家がどのエリアに入っているのかは判別できるはずです。
まとめ
「家を買う、というのは誰が何と言おうと投資」
と両学長も言っていました。
家を買う時に「お金で損したくない人」が読む本に書かれていたこの方法で、
少しの手間で大きな値下がりを回避できます。
もし良さそうな家が見つかったら、
ぜひ一度この「居住誘導区域」内かどうか、チェックしてみてください❗️
他にもこの本には家を買う前に知っておきたい知識や情報が満載ですので、
読んでみてください。
この本代くらいは軽くカバーできるくらいの金額を節約できたりすると思います。
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それでは、良い一日をお過ごしください🌈