こんにちは、さすらいインコです。
ついに今度いくつか見た中古物件の中で良さそうなものを選び、再度見学に行ってきます❗️
その前に、
「何チェックすればいいんだっけ?」
と思い、本やネットで調べてみましたので、まとめます✏️
- 中古住宅見学の持ち物
- 中古住宅見学のチェックポイントリスト
- ポイント1:建物の基礎や構造の痛み
- 水周り(キッチン・トイレ)
- 日当たり
- 補修歴
- 施工会社
- 購入前にホームインスペクションを実施してよいか?
- 空き家となった理由
- まとめ
中古住宅見学の持ち物
• メジャー
• ビー玉
• 懐中電灯
中古住宅見学のチェックポイントリスト
1. 建物の基礎や構造の痛み(シロアリ対策履歴含む)
2. 水周り(キッチン、トイレ)
3. 日当たり
4. 補修歴
5. 施工会社
6. 購入前にホームインスペクションを実施してよいか
7. 空き家となった理由
ポイント1:建物の基礎や構造の痛み
細かい項目ごとに解説していきます。
(1) 屋根や壁
風雨にさらされる傷みやすい屋根や壁は定期的にメンテナンスされているかをチェックします。
具体的には、
• 雨どいが折れ曲がっていないか?
• 瓦がずれたり割れたりしてないか
などです。
(2) シロアリ対策
新築の時はシロアリ対策をしているはずですが、築10年を超えるなら、シロアリなどの害虫駆除歴を確認しましょう。
(3) 床下の基礎の状況
床下の基礎ですが、工事が終わるとぱっと見みえなくなってしまいます。
ちなみに、施工中の床下の基礎はこんな感じです↓
ほとんどの人が見たことがないと思いますが、床下はだいたい床下収納庫を外せば簡単にみることができます。
床下が
• ベタ基礎(床下全面にコンクリートを流し込んでいるか)
※上の写真のような基礎
• 布基礎(家の基礎のみコンクリートを流し込み、その他の面が土が露出している)
いずれなのかをチェックしましょう。
布基礎の場合は、湿気が上がってくるしシロアリも出やすいので、シロアリ対策としてはベタ基礎の方がベターです。
床下に細長く黒い汚れが見えたら、シロアリが通った道かもしれないのでシロアリ対策履歴を必ずチェックしましょう。
床下は懐中電灯で基礎が腐っていないか、外れそうになっていないかなどもチェックするのも忘れずに!
(4) 雨漏りの有無
わたし実家は雨漏りがするのですが、父によると、天井や壁のシミは雨もりの跡や結露跡であることが多いそうです。
和室の上の方のふすまを開けて、シミがないかどうかチェックしましょう。
(5) 家の外周(基礎部分)
家の外周から見て、基礎のコンクリートの部分に深いクラック(ひび割れ)がないでしょうか?
深いクラックと浅いクラックの見分け方ですが、その周辺をノックして叩いてみます。
そうすると、軽く浮いたような音が出た場合は、表面のモルタルがひび割れているだけで問題なしだそうです。
軽量鉄骨物件の場合、厚さが6ミリ未満と鉄筋よりも薄い鋼材が露出していないかをチェック。
外周の基礎、床下も両方チェックですね。
きちんとした施工をしていれば、十分なかぶり(鋼材が露出しないようにコンクリートを設計通りに厚くしているはず)が確保されており、露出などしていないはずです。
(6) 家が傾いていないか?
何軒か試したところ、今のところ該当ありませんが、ビー玉置いて転がるか見てみて下さい。
流石に不動産屋さんや家主の前でやるのは気がひけるので、二手に分かれて、一人が二階に行ってコッソリやるのがおススメです。
我が家はいつもこの戦略を使おうと思ってます苦笑
また、室内のドア、サッシは全て実際に開け閉めしてみて下さい。
家が傾いていると、スムーズに開閉ができなくなります。ただし、サビによる可能性もありますが、器具を使わないと開け閉めできないような場合は要注意です。
また、ドアが自然としまったり、襖を閉めても隙間がある家は要注意です。
オバケよりも怖い、家が傾いている証拠です。
(7)屋根裏
点検口が押し入れの上とかにあるはずです。
そこから見て雨漏り跡がないかどうか、木造の場合は木が腐っていないか、軽量鉄骨造の場合は鉄骨材や金物がさびていないか確認しましょう。
水周り(キッチン・トイレ)
キッチンやトイレなど水周りなどは、一番傷みやすい箇所です。
遠慮なくシンクの下やトイレを見て、故障がないか確認しましょう。
わたしの昔住んでたボロ家は、洗面台の近くが床を踏むと、床全体が沈んだりフワフワした感じでした。
管理人さんに修理を依頼して床を剥がしたのですが、案の定床を支える杭のようなものが外れかけていました。
比較的築年数が浅い物件でも、施工不良(要は手抜き工事)があると、こういうことがあるそうです。
日当たり
日当たりを確認する場合、夜ではなく、日のある時間に行きましょう。
不動産屋さんは部屋を明るく見せるため、だいたいの場合電気は全部つけます。
そのまま部屋を見るのでなく、一度全て室内で電気を消しましょう。
その時にどれくらいの明るさになるかで、日当たりがどれくらいかが分かります。
また、この夏の時期、特に昼間に物件を見に行くとほとんどの物件は日当たりが良いように思われます。
ですが、昼間は太陽に高さがあり、さらに夏は太陽がほぼ真上に来ます。
このため、目の前に家などが建っていて日当たりが悪そうなところでさえ、この夏の昼間は日が射します。
実際わたしが見に行った安い新築物件でも、目の前に家が立っているにもかかわらず、庭に日が差していました。
ここで惑わされてはいけません。
冬の太陽の高さを想像してください。
詳しくは下記のホームページに記載されてますが、夏の昼間、太陽の一番高い位置(南中高度)は78度(ほぼ真上)です。
これに対し、冬の昼間、太陽の一番高い位置は32度(三角定規📐の一番鋭い角くらいの角度)です。
(出典)
株式会社 北島設計建築事務所
http://kitajima-architecture-design.com/blog/489/home2#i
また、日当たりの悪い家は家が傷みやすく、カビやダニが発生しやすいです。
実際、わたし自身一年間、建物が目の前にありほとんど日が差さない部屋に住んだことがあるのですが、咳が止まらなくなり、一年ですぐに引っ越しました。
補修歴
どんな物件、構造であってもきちんと補修してあれば長持ちします。
築年数が経過している物件ほど、補修歴により家の状態が違ってきます。
購入前に必ず家主に補修履歴を問い合わせましょう。
施工会社
どの会社がその家を作ったのか、大手ハウスメーカーの施工でないかぎり、物件情報には出てきません。
記載がない場合、確認してネットで評判を見てみましょう。
私の父の場合、地元の工務店にやってもらいましたが施工がいい加減で、結局その会社はつぶれてしまいました。
施工会社が歴史がある会社か、評判はどうか、まだ存続しているかなど、ネットで検索してみましょう。
購入前にホームインスペクションを実施してよいか?
中古住宅購入前に、必ず実施したいのがホームインスペクション(住宅診断)。
簡単にまとめるとホームインスペクションは、
• 家の劣化状況
• 欠陥の有無
• 改修すべき箇所やその時期
• おおよその改修費用
などについて専門家のアドバイスがもらえます。
詳細については過去のこちらの記事を見てみてください↓
これを実施してから購入してよいか、売り主に確認しましょう。
拒否するようなら実態が良く分からない物件になりますので、避けた方が無難でしょう。
空き家となった理由
これも本当のことを不動産会社が言うかどうかは別にして、いつも聞いています。
実際に聞いたのが「二世帯で同居するため」 。
また違う物件ですが、不動産屋さんの推測だと「離婚」によるものもあるようです。
事故物件(自殺などの心理的瑕疵物件)かどうかは不動産業者は言わなくてはいけないことになっていますので、これでまず確認できます。
空き家になった理由が分かれば、売り主がどれくらい売り急いでいるのかをある程度推測でき、値段交渉をするための材料にできると思います。
まとめ
以上、かなり長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
物件の設備や見た目はお金をかければかなり良くできます。
ただ、立地も含め日当たりだけはいくらお金を出しても改善できません。
健康より大切なものはありません。日当たりが不安な物件は避けましょう。
物件でも変えられるもの(設備や外壁の塗装等)は参考程度。
本当に大切なのは変えられないもの(立地や日当たり)です。
こちらも詳しく以下の記事にまとめていますので、良かったら見てみてください。
以上、物件選びのチェックリスト後編でした。
みなさんの一日がいい日になりますように🌈
それでは、また明日❗️